漁港の肉子ちゃん
- 2021年放送
- ドラマ
- コメディ
基本情報
-
原作
西加奈子
-
監督
渡辺歩
-
シリーズ構成
-
-
キャラクターデザイン
小西賢一
-
音楽
村松崇継
-
アニメーション制作
STUDIO 4℃
あらすじ
太っていて不細工だが、とても明るい肉子ちゃんは、男にだまされフラれるたびに住む場所を転々と変えながらもひたむきに生き抜いてきた。書き置きを残して蒸発した男を追いかけて、瘦せっぽっちの幼い娘キクりんと北の小さな漁港にたどり着いた肉子ちゃんは、そこで焼き肉屋「うをがし」の店主サッサンと出会った。妻に先立たれ、子供もおらず、孤独に絶望して店を畳もうとしていたサッサンは、キクりんを連れて現れた肉子ちゃんを見て「肉の神様が現れた」と思い込み、「うをがし」に雇い入れて"お腹を壊さないこと"を条件に、所有する小さな漁船に安く住まわせることにした。こうして始まったこの小さな町での母娘二人の暮らしは、当初は大変なこともあったものの、3年経った今では毎日賑やかに楽しく暮らしていた。しかし、11歳となって思春期を迎えたキクりんは、友人たちとの関係や肉子ちゃんとの不安定な暮らしに頭を悩ませるようになっていた。
PV・予告映像
管理人レビュー
84.8 点
-
物 語4.6
-
作 画4.4
-
声 優4.1
-
音 楽4.0
-
キャラ4.1
親が破天荒だとその子供はまともになるイメージがありますが、そんな感じの親子の話。
前半はいまいち何を描きたいのか分からない作品だなあと思っていましたが、後半にあるキクリンの腹痛から始まる回想(詳細はネタバレの方に記載)から、畳み掛けるような伏線回収は素晴らしかったです。
気になった点としては、
・言葉のなまりが強く、聞き取れないところがあった。
・肉子がコミカルすぎた。
あたりですかね。
あと作品について調べてみてわかったのですが、キクリンの声優は、キムタク・工藤静香夫妻の長女、Cocomiさんのようです。
何の違和感もなく良かったです◎
みんなのレビュー (3件)
85.7 点
映像の美しさ、キャラクターの魅力、そして作画の質の高さで飽きさせない作品でした。
しかしながら、さんまさんとしのぶさんの名前での売り出しには疑問。
その知名度を前面に押し出す必要はなかったと感じました。
それでも、さんまさんの選んだこの作品に触れ、原作にも興味を持つことができました。
中盤までは散漫に感じられるエピソードも、終盤には母と娘の絆に繋がり、涙が止まらない。
舞台背景や時代に隠された深い物語が感じられ、再視聴すると更にその奥深さを発見。
肉子ちゃんの物語は、見えない絆や背景を感じさせてくれる作品となっています。
彼女の純粋さや、独自の魅力が次第に心に染み入り、暖かな気持ちになりました。
多彩なゲスト声優の起用は賛否分かれる部分も。
最後のトイレのシーンやエンドクレジットの後のサプライズは意見が分かれるかもしれませんが、全体的には深いメッセージと成長の物語が楽しめました。
原作も読んで深く感じたいと思いました。