言の葉の庭
- 2013年放送
- ドラマ
- 恋愛
基本情報
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原作
新海誠
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監督
新海誠
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シリーズ構成
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キャラクターデザイン
土屋堅一
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音楽
KASHIWA Daisuke
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アニメーション制作
コミックス・ウェーブ・フィルム
あらすじ
靴職人を目指す高校生のタカオ(秋月孝雄)は、雨の日の午前には決まって授業をサボり、庭園のベンチで靴のデザインを考えていた。梅雨入り前のある雨の日、タカオはいつものベンチへ向かうと、チョコレートをつまみにビールを飲む女性ユキノ(雪野百香里)に出会う。タカオはユキノに見覚えがあるような気がしたためどこかで会ったことはないかと尋ねるも彼女は否定し、『万葉集』の短歌 「雷神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか きみを留めむ」 を言い残して去っていった。
PV・予告映像
管理人レビュー
91.6 点
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物 語4.7
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作 画5.0
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声 優4.2
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音 楽4.7
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キャラ4.3
絵、ストーリー、構成、演出、音楽、全てが綺麗!
1時間未満で終わるので途中でだれることなく観ることが出来ました。
この映画を観てから秦基博の存在を知り、秦基博の曲が好きになりました。
満点ではありませんが文句のつけようがない作品です。
みんなのレビュー (2件)
89 点
絵画のような美しい映像とリアリティのある世界観が心地よく、一見すると爽やかな物語に見えますが、実はそこには壮絶なリアリズムが散りばめられています。登場人物の葛藤と成長は視覚的な魅力だけでなく、心理的な深みももたらします。特に、大人の女性と若者の間に生じる微妙な緊張感や未解決の関係性が、観る者に多くの思索を喚起します。
結末は明確なハッピーエンドやバッドエンドに分けられない複雑さがあり、最後までその解釈を観る者に委ねられているようでした。
これまで新海誠作品に否定的だった人でも、この作品は違った評価になるのでは?
映像の美しさはもちろんのこと、主人公たちの切ない恋愛の行方や心情描写に引き込まれます。また、少しだけ大人びた15歳の主人公たちが経験する、大人への憧れや不確定な未来に向かう葛藤は観る者に強く共感を呼びます。
この作品は、想像を超えたハッピーエンドを期待する読者にとっては、少々物足りなさを感じるかもしれませんが、それも含めてリアルな人間の感情を描いたと言えると思います。
最後に置かれた靴がどうなったのか気になります。。